ブルーマウンテンコーヒーを栽培する農園エリアは狭いですが、様々なエリアがあります。
その中でも国立公園に指定されているエリアもあり、水の使用や排水など厳しい規制がかけられている中、コーヒーを栽培している農園があります。
マルーンコミュニティの近くでもあり自然をよく知っている彼らから学んだことは数知れず、マルーンと共に歩んでいます。
さてさてこの聞きなれないマルーンとは？
マルーンは、アフリカから奴隷として連れてこられた人々が逃亡や抵抗を試み、独自のコミュニティを形成した集団を指します。彼らは奴隷制度から逃れてブルーマウンテン山中や森林地域に隠れ、自らの文化や生活様式を維持しながら自由な生活を築いた人々です。ジャマイカフードの人気の一つ、ジャークチキンなどもマルーンが先住民の調理法を発展させたという説もあります。イギリス軍と戦い、ジャマイカ国内で自治区を手に入れました。
ジャマイカの奴隷制度解放は1834年の「奴隷解放法」（Emancipation Act）によって実現しましたが、200年の時を経てもマルーンコミュニティはジャマイカに存在しています。
彼らが季節（ジャマイカは一年中暑いと言われていますが季節は普通にあります）を読む方法、作物を化学肥料なしで育てる栽培方法などはコーヒー栽培にも大きく貢献しています。